2015年11月21日土曜日

いい夫婦とは ①

皆さんお久しぶりです。突然ですが皆さんは11月22日は「いい夫婦の日」というのをご存知ですか?今回はそれにちなんで仏教における夫婦の在り方について書いていこうと思います。

【ひそかなブーム?!仏前結婚式!】

「夫婦」になる第一段階はまず結婚式ですよね。一般的には教会式・神前式・人前式等を目にする方が多いようですが、皆さんは『仏前結婚式』をご存知ですか?一般的に結婚式が宗教とも密接な関わりがある事は皆さんもご存知だと思います。仏前式は日本では古くから行われている結婚式のスタイルですが、厳格なイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?特に最近の日本では宗教を持たない人が増えてきた事もあり、宗教にこだわらずに結婚式を挙げる人が多くなっています。仏前式を挙げる人が少なくなったのはそういった無宗教の人が「カタい・地味」というイメージを持つお寺に関心を持ちにくくなった事も、原因の一つとして考えられています。
仏前式は、テレビの映像でもあまり見かける事はありませんので、仏前式というものがよくわからないという方も多いと思います。しかし実際の仏前式を見てみると、非常に趣があり「自分のイメージや考え方にぴったり!」という方も多いのです。

仏前式結婚式の内容・次第は?指輪の交換はできるの?

「仏前」という名前の通り、仏様の前で結婚式を行う為、お寺や自宅のお仏壇の前で行われるのが一般的ですが、中にはホテルや結婚式場でも、仏前式を扱っている所があります。新郎新婦もしくはご家族が信仰する宗派によって、次第が少しずつ変わってくる事もありますが、最近では、無宗教のカップルでも、仏前式の考え方に賛同した場合には、お寺に相談すれば、宗派や宗教に関係なく、仏前式を行ってくれるところも増えています。
式の中では、ご先祖への報告やお数珠の授与・誓杯などが行われます。お数珠の授与は教会式の指輪の交換のようなものと考えられる事も多いのですが、自分達で指輪の交換をしたい場合は、指輪の交換も可能です。

仏前結婚式の魅力(考え方)

教会式と大きく違う所は、「新郎新婦が結婚を誓う」のではなく「結婚する事を仏様とご先祖様に報告する」という意味で行われる事にあります。「運命の人とは、生まれた時から赤い糸で結ばれている」という話を聞いた事がある方も多いと思いますが、まさに仏前式での結婚は、新郎新婦が出会った事・結婚に至った事をお互いの縁、つまり『因縁』と考える事が基本となっています。この『縁』を親や親戚を含めたご先祖に感謝する事で「お互いの縁を大切にする心を持ち続けよう」という考え方で結婚式を行います。
この結婚のあり方・考え方に賛同する人も多く、魅力の一つとなっているようです。仏教を信仰していない場合でも「こういった考え方の結婚式を挙げたい!」と仏前式を挙げるカップルも増えてきている為、ここ最近、ひそかなブームになっているのです。

ウェディングドレスでもOK?!

仏前式の衣装は、一般的には神前式と同じような白無垢と羽織袴ですが、ウェディングドレスなどの洋装で行われる事も珍しくありません。ただ、衣装のレンタルをしている所が併設されている事は少ないので、寺院に相談したり、自分で手配する事が多いようです。

次回はお釈迦様から学ぶ「夫婦」とは?について書いていきます。

今回パソコンの故障等があり更新の間隔があいてしまいました。今後も不定期ですが、いろんなテーマで何かと書いていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

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