2014年2月22日土曜日

最上稲荷ってなに?! その②

まずは前回のつづきから最上様についてお話します。

最上様の正式名称は『最上位経王大菩薩(さいじょういきょうおうだいぼさつ)様と申します。どこで区切ってよいのかわからないお名前ですので少し解説します。
「最上位」正一位や従三位などという位のことで、最上位は最も高い位を表します。またこれは法華経と同じ意味を持ち、法華経を「最尊最上(さいそんさいじょう)・最上乗(さいじょうじょう)」という言葉で表す事があります。最上乗は「最上の乗り物」という意味で、要は「私達人間が求める理想の境地に至るただ一つの乗り物」という事なのです。つまり法華経=最上(乗)という事になり、法華経の化身・衆生救済の姿が最上様なのです。
「経王」お釈迦様は法華経こそ「諸経の王」であると説かれました。「諸経の王」とは84,000部もあるお経の中の王様という意味です。つまり、法華経がお経の王様だという意味付けがお名前の一部になっているのです。
「大菩薩」「菩薩」というのは悟った方という意味を持ちます。その上についている「大」とは完全な・立派な等の意味を持ちますので、「大菩薩」というのは完全に悟った方という事になります。

さて常光寺には最上様を頂点とした77体の眷属(けんぞく)の神様だけではなく、八大龍玉、浄行菩薩、大黒天など様々な神様がいらっしゃいます。それぞれの神様につきましては、また次の機会にお話ししていこうと思います。

2014年2月17日月曜日

最上稲荷ってなに?! その①

今回は常光寺のもう一つの名称にもなっている『最上稲荷様』についてお話していきます。

最上様は美しい女神のお姿で右手に鎌を持ち左肩に稲束を荷い、経巻を口にくわえた白狐にお乗りになっています。稲と鎌からは五穀豊穣の意味があります。そしてこの鎌はあらゆる悪因と煩悩を探り集め、容赦なくなぎはらい退治して、この世を清く・明るく・ふくよかにし、しかもその中で強く生き抜く姿・働く喜びの姿が表されています。つまり「開運の神」「慈悲としての神」「美の神」「五穀豊穣の神」「労働守護の神」「除厄の神」「諸徳具足(徳を十分に備える)の神」と、何とも計り知れない力をお持ちのオールマイティな神様なのです。


また「稲荷」=「キツネ」という発想をされる方が多いと思いますが、お稲荷様とは稲を荷う神様の事であり、そのお使いであるキツネを指すものではありません。もっとも狐は古来より神聖視されてきており、さらに最上様のお使いであるこの白狐様は、最上様を年中背中に乗せながら、御守護の役も務め、開山以来約1200年もの間、尊い法華経を毎日何百巻ともなく聴聞し続けられている為、形は動物ですが、内心は神仏の心となっておられます。


これは備中高松の最上稲荷の絵馬です。

次回ももう少し最上稲荷様についてお話します。

2014年2月2日日曜日

豪華景品付き豆まき会!!

2月2日(日) 11:00~
節分星祭・初午祭(せつぶんほしまつり・はつうまさい)を行いました。
本日は暖かく好天に恵まれ、たくさんの方々にお越し頂きまして誠に有難うございました。今年は行事を重ねるたびに新しくお見えになる方が徐々に増えてきているように感じます。今後ともより一層お役に立てる存在になれますよう常光寺一同全力で精進して参りますのでよろしくお願いします。







さて今年の豆まき行事はお楽しみ頂けましたでしょうか?景品が当たった方もそうでない方にも必ず福が訪れますように!!来年はもっともっと皆様に楽しんでいただけますようがんばります。


また1月の火焚き祭で御祈願のお申込みをされた方々の特賞抽選会も行いました。ご当選の方々おめでとうございました。ちなみに今年の特賞はロボット掃除機でしたw。


最後に裏方としてお手伝いいただいた皆様、本当にありがとうございました。朝早くから参詣者に提供するお弁当を作っている様子です。