2014年11月15日土曜日

日蓮聖人の生涯③

前回に続き日蓮聖人のお話しです。

【身延山での不思議なお話し①】
日蓮聖人の布教(宗教を弘める事)中に、山伏の善智法印(ぜんちほういん)が聖人に術くらべを申し入れました。法印は祈祷によって大石を地上3メートルの空中に浮かせました。しかし、聖人は全く動揺せず「その石をおろして下さい」と言いました。法印がいくら祈祷しても石をおろす事はできません。そこで聖人が「南無妙法蓮華経」を唱えるとスッーと大石は地面におりました。恐れをなした法印は、その場で日蓮の弟子になる事を誓いました。
内心、怒りの治まらない法印は後日、聖人に毒入りのぼた餅を差し上げました。勧められるがままに、聖人がぼた餅を食べようとしたその時、どこからともなく1匹の白い犬が現れました。聖人は「お前も食べたいであろう」と、ぼた餅を犬にあげたところ、一口食べた犬は血を吐き、たちまちに絶命してしまいました。この光景を目の当たりにした法印は観念し、心から詫び、弟子入りをお願いしました。聖人は日傳(にちでん)と名を付け、法印を弟子にしました。身代わりとなった犬は、身延山の麓に埋葬され、聖人は杖に使っていた銀杏の枝を墓標として逆さに立てて冥福を祈りました。ところが数年後、そこから芽が出て、枝が下を向く「逆さ銀杏」となり、現在では大木に成長し、天然記念物に指定されています。


【身延山での不思議なお話し②】
日蓮聖人が56歳の頃、見慣れない顔の美しい少女が度々お説法を聴きにきていました。ある日、お話しが終わると聖人は「もうよい。本当の姿を現しなさい。」と少女に言いました。少女は「すみませんが、一滴の水を頂けませんか。」といい、聖人は花瓶の水を振りかけました。すると、たちまちに少女は龍の姿となり「私はお釈迦様の使命を受け法華経守護の為に遣わされた七面天女(七面大明神)です。これから、七面山(ななめんざん)〈身延山の隣の山〉に住みお力になりましょう。」と言い残すと七面山の頂上に昇っていきました。
その後、法華経の守護神である七面大明神として現在も信仰されています。


さて、昨年当山で行いましたカウントダウンのバルーンリリース、好評につき今年も行います。先着100名様限定となっておりますので、お早目にご連絡下さい。ご予約された方は、当日(12/31)23:20までに当山までお越し下さい。受付にて、お願い事用紙・風船をお渡しします。お申込みは1回1000円(御祈願料含む)です。尚、雨天・荒天の場合は中止とさせていただきます。何卒ご了承ください。

TEL:(092)531-0618 FAX:(092)531-9084

お越し頂いた方には、縁引天玉(えんびきてんのう)様の縁結びにちなんだ縁引スープをご用意しております。ぜひ皆様お誘い合わせの上ご参加下さい。

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