正五九祈祷(しょうごくきとう)
古来中国では一・五・九月を神通月(じんつうづき)と呼んでいました。人間の善悪の行為を映し出す「業鏡(ぎょうきょう)」が私達が過ごしている有り様を照らし出して、そこで行われている良い事と悪い事の全てを仏教の守護神の方々が「業鏡」に映し出して見るのです。現代でいうと役所の監査のようなものですね。したがって、この「業鏡」が私達に向けられる一・五・九月には少しでも悪い事はしないように、又どんなに小さな事でも良い行いをして現世でも死後も苦しまなくてすむように非行を謹んで過ごす事が行われてきました。これが後に日本にも伝わり、一・五・九月にお参りや祀りごと・祈願が盛大に行われるようになりました。神通月には神様が私達人間に特に目を向けて下さっている月でもありますので、御払いや祈願をすると効果も倍増すると云われており、古く日本でも天皇から一般の方々までこの三つの月に特に熱心に祈願されていました。それが「正五九祈祷」です。
日蓮宗におきましては寒中百日間、一日七回水をかぶり、朝・夕にわずかな粥をすすり生命の限界にせまる七百年の伝統を誇る日蓮宗秘伝の大荒行を成満されたお上人のみが御祈祷を行う資格をもっております。もちろん常光寺では随時祈願を受け付けております。また最上様も祀られておりますのできたる5月2日の最上稲荷開運祈願会において祈願されてみてはいかかですか。
2014年4月19日土曜日
2014年4月13日日曜日
天上天下唯我独尊
前回に引き続きお釈迦様の生誕の話をします。
お釈迦様の本名は「ゴーダマ・シッダールタ」です。お父さんは古代北インドにあったシャカ族の王様「シュッドーダナ」、お母さんは「マーヤ夫人」といいます。お釈迦様は王子様で、将来王様になる事が約束された方だったのです。現在の「お釈迦様」という呼び名は、いわゆる通称で、「釈迦」はこの部族の名前からきています。正式名称といわれている「釈迦牟尼仏」という名前は「シャカ族の牟尼(=聖者)である仏様」という意味なのです。また「釈迦牟尼世尊(世尊=福徳のある人)」を略して「釈尊」といったり、「釈迦如来(如来=真理を悟って体現した人)」と呼ぶこともあります。
お釈迦様は約2600年前にお生まれになったそうですが、その生誕に関してもとてもミラクルな伝説が沢山残されています。
お釈迦様のお母さんであるマーヤ夫人は35歳のある夜」、天から六つの牙を持つ白い象が降りてきて、右脇より体内に入る夢を見ました。その時大地が激しく振動し、数日後に自分の体に新しい命が息づいた事を知ったのだそうです。
4月8日、マーヤ夫人は出産の為に生家に向かう途中、お城から30㎞程離れたルンビニーという花園を通りかかった際、美しく咲き誇る無優華(あそか)の花に手を伸ばしました。その時に、右脇からお釈迦様がお生まれになったそうです。
驚くのはそれだけではありません。普通の赤ちゃんは生まれると大体「オギャー!」から始まります。ところが、お釈迦様は生まれるとすぐに、東西南北にそれぞれ7歩ずつ歩き出し、右手で天を指差し、左手で地を指差して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」とおっしゃったそうです。これは「世の中の中で私が一番尊い」という意味ではありません。「生きとし生けるもの全ての命はそれぞれがとても尊い命である」という意味です。私達はとても大きな命のつながりの中で生きています。ご先祖様の誰一人が欠けても自分はここに存在しません。また私達が生きているという事は沢山の命によって生かされている事でもあります。顔も名前も知らない人もそうです。植物や動物もそうです。勿論、自分自身も自分の為だけに生きている訳ではなく、他の為に生きているという事でもあります。それぞれの命がお互いに生かし、生かされ合い、生きているのです。その命の尊厳をうたった言葉が「天上天下唯我独尊」なのです。
お釈迦様のエピソードはまだまだ沢山ありますが機会がありましたらまた書きたいとおもいます。
お釈迦様は約2600年前にお生まれになったそうですが、その生誕に関してもとてもミラクルな伝説が沢山残されています。
お釈迦様のお母さんであるマーヤ夫人は35歳のある夜」、天から六つの牙を持つ白い象が降りてきて、右脇より体内に入る夢を見ました。その時大地が激しく振動し、数日後に自分の体に新しい命が息づいた事を知ったのだそうです。4月8日、マーヤ夫人は出産の為に生家に向かう途中、お城から30㎞程離れたルンビニーという花園を通りかかった際、美しく咲き誇る無優華(あそか)の花に手を伸ばしました。その時に、右脇からお釈迦様がお生まれになったそうです。
驚くのはそれだけではありません。普通の赤ちゃんは生まれると大体「オギャー!」から始まります。ところが、お釈迦様は生まれるとすぐに、東西南北にそれぞれ7歩ずつ歩き出し、右手で天を指差し、左手で地を指差して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」とおっしゃったそうです。これは「世の中の中で私が一番尊い」という意味ではありません。「生きとし生けるもの全ての命はそれぞれがとても尊い命である」という意味です。私達はとても大きな命のつながりの中で生きています。ご先祖様の誰一人が欠けても自分はここに存在しません。また私達が生きているという事は沢山の命によって生かされている事でもあります。顔も名前も知らない人もそうです。植物や動物もそうです。勿論、自分自身も自分の為だけに生きている訳ではなく、他の為に生きているという事でもあります。それぞれの命がお互いに生かし、生かされ合い、生きているのです。その命の尊厳をうたった言葉が「天上天下唯我独尊」なのです。お釈迦様のエピソードはまだまだ沢山ありますが機会がありましたらまた書きたいとおもいます。
2014年4月2日水曜日
花まつり
4月8日はお釈迦様の誕生日です。この日のお祝いに多くのお寺では「花まつり」という行事がおこなわれています。この名前の由来はお釈迦様がお生まれになったルンビニーの花園から来ています。その為、この行事では、沢山のお花を飾った誕生仏(生まれた時のお釈迦様の姿)にお参りします。
もう一つ、花まつりに欠かせないアイテムとして、甘茶があります。これは砂糖入りのお茶ではなく、ユキノシタ科のアマチャやウリ科のアマチャズルを煎じた飲料です。麦茶のような色をしてちょっと甘苦い味がします。お参りに来た人はこの甘茶を誕生仏にかけます。お釈迦様が生まれた時、天から龍王が現れ、甘露の雨を降らし、お体を清めた事がこの由来です。またこの行為から初めは花まつりを「灌仏会(かんぶつえ)」と呼んでいました。「仏様に甘茶を灌(そそ)ぐ行事」という意味です。花まつりは明治時代につけられた名前です。最近ではこの甘茶を参詣者に振る舞うお寺もあります。飲まれる機会があれば、お釈迦様が生まれてきてくれた事に感謝の気持ちを込めながら飲みましょうね。ちなみに常光寺ではお花の種をお配りしています。
余談ですが、失敗して物をダメにする事を「オシャカになる」という言い方で表す事がありますね。実はこれも花まつりの日に因んでいるという説があります。昔、江戸の鍛冶職人があぶり過ぎて鈍ってダメにしてしまった金物に対して、江戸っ子訛りで「しがつよかった(火が強かった)」→「4月8日だ」→「お釈迦様の誕生日」というつながりで成立したそうです。
またお釈迦様は蓮の花の上に乗っておられます。蓮の花は泥水が濃ければ濃いほど大輪の花を咲かせます。真水のような綺麗な水の中では、蓮の花は小さな花しか咲かせません。蓮の花が立ち上がるにはものすごく汚い泥水が必要なのです。泥水を人生に置き換えると、辛い事・苦しい事・悲しい事です。蓮の花が咲く事は、まさに人生の中で花を咲かせる事、そしてその花の中にある実が「悟り」なのです。辛く苦しく悲しい思いと経験がなければ、人間は悟る事ができない、とお釈迦様は教えたかったのでしょうね。
次回ももう少しお釈迦様について書いてみたいと思います。
もう一つ、花まつりに欠かせないアイテムとして、甘茶があります。これは砂糖入りのお茶ではなく、ユキノシタ科のアマチャやウリ科のアマチャズルを煎じた飲料です。麦茶のような色をしてちょっと甘苦い味がします。お参りに来た人はこの甘茶を誕生仏にかけます。お釈迦様が生まれた時、天から龍王が現れ、甘露の雨を降らし、お体を清めた事がこの由来です。またこの行為から初めは花まつりを「灌仏会(かんぶつえ)」と呼んでいました。「仏様に甘茶を灌(そそ)ぐ行事」という意味です。花まつりは明治時代につけられた名前です。最近ではこの甘茶を参詣者に振る舞うお寺もあります。飲まれる機会があれば、お釈迦様が生まれてきてくれた事に感謝の気持ちを込めながら飲みましょうね。ちなみに常光寺ではお花の種をお配りしています。余談ですが、失敗して物をダメにする事を「オシャカになる」という言い方で表す事がありますね。実はこれも花まつりの日に因んでいるという説があります。昔、江戸の鍛冶職人があぶり過ぎて鈍ってダメにしてしまった金物に対して、江戸っ子訛りで「しがつよかった(火が強かった)」→「4月8日だ」→「お釈迦様の誕生日」というつながりで成立したそうです。
またお釈迦様は蓮の花の上に乗っておられます。蓮の花は泥水が濃ければ濃いほど大輪の花を咲かせます。真水のような綺麗な水の中では、蓮の花は小さな花しか咲かせません。蓮の花が立ち上がるにはものすごく汚い泥水が必要なのです。泥水を人生に置き換えると、辛い事・苦しい事・悲しい事です。蓮の花が咲く事は、まさに人生の中で花を咲かせる事、そしてその花の中にある実が「悟り」なのです。辛く苦しく悲しい思いと経験がなければ、人間は悟る事ができない、とお釈迦様は教えたかったのでしょうね。次回ももう少しお釈迦様について書いてみたいと思います。
2014年3月21日金曜日
春彼岸施餓鬼会
3月21日(金) 11:00~
春彼岸施餓鬼会(はるひがんせがきえ)を行いました。
風が強く天気も少し荒れていましたがたくさんの方々にお越し頂き誠にありがとうございました。
前々回にも書きましたが今日は「(彼岸の)中日」です。まだ終わったわけではありませんので残りの日々も六波羅蜜の教えを実行するよう努力しましょうね。
さて常光寺もそろそろ桜の咲く季節になってまいりました。気が早い桜はもう咲いてますwこの調子だと来週には見頃になりそうです。ぜひ散歩がてら見に来てください。こちらでも写真をまたアップします。
最後になりますが行事のたびにお弁当などをつくっていただく裏方の皆様、朝早くからお手伝いいただき大変ありがとうございました。
春彼岸施餓鬼会(はるひがんせがきえ)を行いました。
風が強く天気も少し荒れていましたがたくさんの方々にお越し頂き誠にありがとうございました。
前々回にも書きましたが今日は「(彼岸の)中日」です。まだ終わったわけではありませんので残りの日々も六波羅蜜の教えを実行するよう努力しましょうね。
2014年3月18日火曜日
塔婆供養いかがですか?
お塔婆とは?
お塔婆とは遺骨を埋葬する際や年忌法要などの時に供養のためにたてる細長い板の事です。これをお寺に依頼して建てることを塔婆供養といいます。これは亡くなった故人や御先祖様に対しての供養の1つの形であり本来は親族が見守る中、供養する方が良いのですが、実際に遠方に引っ越しをしたりなどの様々な理由でお墓参りが出来ない場合には、お墓を守っていただいてるお寺に電話し、お塔婆を建てる供養のみを依頼する場合もあります。また料金を納める際の表書きには「塔婆代」と記します。常光寺では一体3000円です。
お塔婆の表には『南無妙法蓮華経』のあとに供養したい対象を書きます。申し込まれる主なものとして、各家先祖代々の霊、本年度初彼岸の霊、水子の霊、屋敷周辺・土地因縁・事故横死・有縁無縁の霊、畜生の霊等があります。日蓮宗においてはこれらを“髭題目”と呼ばれる独特の書き方で表します。これは日蓮聖人がかつて、佐渡に島流しに遭った際、大嵐の中、竿で波に書いたお題目の筆跡がこの書き方だそうです。ちなみにお題目を波に刻んだ瞬間、たちまちに嵐はおさまり、日蓮聖人と船頭達は無事に海を渡る事ができたそうです。
裏には『一聞法華経 決定成菩提』のあとに申し込んだ方(施主)のお名前を書きます。これは「どのような人も、たとえ罪深い人でさえ法華経を聞き、唱えその功徳を受ければ仏になる事ができますよ」と日蓮聖人が解釈されている言葉です。
お彼岸やお盆などにもお塔婆をあげて供養しますが、このお塔婆は本堂でお経をあげた後に、外に立てて供養を続けます。立てたお塔婆に風が吹きその風に当たった万物は苦を離れ、徳を受けるという教えがあるからです。お墓などに文字を書いた板木が立っているのもこれと同じ意味です。
このように、お塔婆を立てて供養する事は限りなく良い事なのです。関東のほうでは法事を行う場合には、家族がこぞって仏様にお塔婆をあげる風習があるようです。ご先祖様や生まれてくる事が出来なかった命、また家族としてともに暮らしたペット等の供養もできて、自分も徳を積むいい機会ですね!
お塔婆とは遺骨を埋葬する際や年忌法要などの時に供養のためにたてる細長い板の事です。これをお寺に依頼して建てることを塔婆供養といいます。これは亡くなった故人や御先祖様に対しての供養の1つの形であり本来は親族が見守る中、供養する方が良いのですが、実際に遠方に引っ越しをしたりなどの様々な理由でお墓参りが出来ない場合には、お墓を守っていただいてるお寺に電話し、お塔婆を建てる供養のみを依頼する場合もあります。また料金を納める際の表書きには「塔婆代」と記します。常光寺では一体3000円です。
お塔婆の表には『南無妙法蓮華経』のあとに供養したい対象を書きます。申し込まれる主なものとして、各家先祖代々の霊、本年度初彼岸の霊、水子の霊、屋敷周辺・土地因縁・事故横死・有縁無縁の霊、畜生の霊等があります。日蓮宗においてはこれらを“髭題目”と呼ばれる独特の書き方で表します。これは日蓮聖人がかつて、佐渡に島流しに遭った際、大嵐の中、竿で波に書いたお題目の筆跡がこの書き方だそうです。ちなみにお題目を波に刻んだ瞬間、たちまちに嵐はおさまり、日蓮聖人と船頭達は無事に海を渡る事ができたそうです。
裏には『一聞法華経 決定成菩提』のあとに申し込んだ方(施主)のお名前を書きます。これは「どのような人も、たとえ罪深い人でさえ法華経を聞き、唱えその功徳を受ければ仏になる事ができますよ」と日蓮聖人が解釈されている言葉です。
お彼岸やお盆などにもお塔婆をあげて供養しますが、このお塔婆は本堂でお経をあげた後に、外に立てて供養を続けます。立てたお塔婆に風が吹きその風に当たった万物は苦を離れ、徳を受けるという教えがあるからです。お墓などに文字を書いた板木が立っているのもこれと同じ意味です。
このように、お塔婆を立てて供養する事は限りなく良い事なのです。関東のほうでは法事を行う場合には、家族がこぞって仏様にお塔婆をあげる風習があるようです。ご先祖様や生まれてくる事が出来なかった命、また家族としてともに暮らしたペット等の供養もできて、自分も徳を積むいい機会ですね!
2014年3月9日日曜日
お彼岸
3月21日(金) 11:00~
春彼岸施餓鬼会(はるひがんせがきえ)を行います。
[お彼岸とは?]
そもそも彼岸という言い方は「到彼岸」を略したものです。これは文字通り、彼岸へ到達するという意味です。彼岸とは、煩悩の多い迷いのこの世「此岸(しがん)」に対し、生死関係なく煩悩を脱した悟りの世界「彼岸(ひがん)」、つまり皆さん誰もが憧れる理想の幸せな境地を指しているのです。では、どうすれば皆さんは彼岸に到達できるのでしょうか?お彼岸は春と秋にあり、それぞれ春分の日・秋分の日を挟む前後三日、計七日間に渡ります。春分の日・秋分の日は「(彼岸の)中日(ちゅうにち)」と呼ばれ、この日は太陽が真東から昇り真西に沈みます。この日に夕日を拝むことは西方にある霊山浄土に向かって拝むことになると云われていた為、この日に行われるお寺での法要に参詣し、本堂の御本尊、御先祖様への御供養を行うことは年間行事の中でもお盆やお正月と同じように大切な行事となっています。尚、これは約1200年前より日本人の欠かしてはならないしきたりとされてきました。
そして、仏教には六波羅蜜の教えという六つの徳目があります。
①他人へ施しをすること(布施)
②戒を守り反省すること(持戒)
③不平不満を言わず耐え忍ぶこと(忍辱)
④精進努力すること(精進)
⑤心を安定させること(禅定)
⑥真実を見る智慧働かせること(智慧)
こうした徳目を一日に一つ、彼岸中七日間に実行していきなさいという教えです。ただ、こうした徳目は本来ならば毎日心がけるべきなのですが、日頃は忙しくてなかなか実行できないのではないでしょうか。そこで、せめて中日を挟んだ春・秋の年2回ぐらいは実践しようというのがならわしです。
つまり、お彼岸に御本尊様や御先祖様にお参りし、感謝と冥福を祈ると共に、六波羅蜜の教えを実行することこそが、彼岸へ到達する唯一の方法なのです。
[ぼたもち?おはぎ?]
お彼岸の供物として捧げるものですがそれぞれ漢字で表すと「牡丹餅」「御萩」となります。結論としては同じものなのですが、ぼたもちは牡丹の季節、春のお彼岸に食べるもので、おはぎは萩の季節、秋のお彼岸に食べるものです。どちらもあずきの粒をそれぞれ花に見立てたものなのです。本来呼び分けるべきなんでしょうけれども、今は年中おはぎで通す店が多いようです。
春彼岸施餓鬼会(はるひがんせがきえ)を行います。
[お彼岸とは?]
そもそも彼岸という言い方は「到彼岸」を略したものです。これは文字通り、彼岸へ到達するという意味です。彼岸とは、煩悩の多い迷いのこの世「此岸(しがん)」に対し、生死関係なく煩悩を脱した悟りの世界「彼岸(ひがん)」、つまり皆さん誰もが憧れる理想の幸せな境地を指しているのです。では、どうすれば皆さんは彼岸に到達できるのでしょうか?お彼岸は春と秋にあり、それぞれ春分の日・秋分の日を挟む前後三日、計七日間に渡ります。春分の日・秋分の日は「(彼岸の)中日(ちゅうにち)」と呼ばれ、この日は太陽が真東から昇り真西に沈みます。この日に夕日を拝むことは西方にある霊山浄土に向かって拝むことになると云われていた為、この日に行われるお寺での法要に参詣し、本堂の御本尊、御先祖様への御供養を行うことは年間行事の中でもお盆やお正月と同じように大切な行事となっています。尚、これは約1200年前より日本人の欠かしてはならないしきたりとされてきました。
そして、仏教には六波羅蜜の教えという六つの徳目があります。
①他人へ施しをすること(布施)
②戒を守り反省すること(持戒)
③不平不満を言わず耐え忍ぶこと(忍辱)
④精進努力すること(精進)
⑤心を安定させること(禅定)
⑥真実を見る智慧働かせること(智慧)
こうした徳目を一日に一つ、彼岸中七日間に実行していきなさいという教えです。ただ、こうした徳目は本来ならば毎日心がけるべきなのですが、日頃は忙しくてなかなか実行できないのではないでしょうか。そこで、せめて中日を挟んだ春・秋の年2回ぐらいは実践しようというのがならわしです。
つまり、お彼岸に御本尊様や御先祖様にお参りし、感謝と冥福を祈ると共に、六波羅蜜の教えを実行することこそが、彼岸へ到達する唯一の方法なのです。
[ぼたもち?おはぎ?]
お彼岸の供物として捧げるものですがそれぞれ漢字で表すと「牡丹餅」「御萩」となります。結論としては同じものなのですが、ぼたもちは牡丹の季節、春のお彼岸に食べるもので、おはぎは萩の季節、秋のお彼岸に食べるものです。どちらもあずきの粒をそれぞれ花に見立てたものなのです。本来呼び分けるべきなんでしょうけれども、今は年中おはぎで通す店が多いようです。
2014年3月2日日曜日
ひなまつり
ひなまつり
「桃の節句」「上巳の節句」とも呼ばれ、三月三日に雛人形を飾り、女の子の健やかな成長を祝う行事です。
ご存知ですか?ひな祭りの常識!
◎お雛様を飾る場合、お正月の松飾りのように前日に慌てて飾るのではなく、立春(二月四日)頃から遅くとも一週間までに飾るのが一般的です。また、雛人形は子供の災厄の身代わりとなってくれる為、長い間身近におかず、節句が終わったらすぐにしまわなければ縁起が悪いと言われています。「雛人形の片付けが遅れると婚期が遅れる」という説もありますが、これは昭和初期に作られたもので、旧暦の場合、梅雨が間近である為、カビの心配もある事から、「季節のものを季節の節できちんと片づけるけじめないようでは、良いお嫁さんなれない」という躾の意味が込められているのです。
◎子供の身代わりを務めるお雛様は、姉妹でも共有できません。現在の住宅事情では難しいかもしれませんが、それぞれ一人ずつに用意してあげるのが一般的です。
◎子供が大きくなり、嫁いだら、お雛様のお役目は終わります。身代わりとなって災厄から守ってくれていたものですから、きちんと供養をして納めるのが理想的ですね。
なぜ、雛祭りにこれを食べるの?
「菱餅」 ルーツは古代中国の上巳節(じょうしせつ)で食べていた母子草のお餅で、「母と子が健やかであるように」との思いが込められています。それが日本で、厄除け効果があるヨモギの餅となり、江戸時代に血圧を下げるヒシの実を入れた白い餅、明治時代に解毒作用があるクチナシを入れた赤い餅が加わって三色となりました。また、「赤=桃」「白=雪」「緑=草(新芽)」を表しており、三月の情景を表現しています。
「ひなあられ」 野外で雛遊びを楽しむ際の携帯食料が由来です。菱餅を砕いて作ったという説もあります。
「桃花酒・甘酒」 元々、桃が百歳を表わす「百歳(ももとせ)」に通じる事から、桃の花をひたした「桃花酒」を飲む風習がありました。江戸時代から白酒が好まれるようになりましたが、アルコール度数が10%前後のお酒なので、子供でも飲める甘酒が主流になりました。
「ハマグリ等の二枚貝」 二枚貝は対の貝殻しか絶対に合わない事から、良縁の象徴とされています。
「ちらし寿司」 「蓮根=見通しがきく」「エビ=長生き」「豆=健康でまめに働ける」等の具が祝いの席にふさわしく、三つ葉・卵・人参等の華やかな彩りが春らしい為、定番メニューとなりました。
次回はお彼岸についてのなるほど講座です。おたのしみにw
「桃の節句」「上巳の節句」とも呼ばれ、三月三日に雛人形を飾り、女の子の健やかな成長を祝う行事です。
ご存知ですか?ひな祭りの常識!
◎お雛様を飾る場合、お正月の松飾りのように前日に慌てて飾るのではなく、立春(二月四日)頃から遅くとも一週間までに飾るのが一般的です。また、雛人形は子供の災厄の身代わりとなってくれる為、長い間身近におかず、節句が終わったらすぐにしまわなければ縁起が悪いと言われています。「雛人形の片付けが遅れると婚期が遅れる」という説もありますが、これは昭和初期に作られたもので、旧暦の場合、梅雨が間近である為、カビの心配もある事から、「季節のものを季節の節できちんと片づけるけじめないようでは、良いお嫁さんなれない」という躾の意味が込められているのです。
◎子供の身代わりを務めるお雛様は、姉妹でも共有できません。現在の住宅事情では難しいかもしれませんが、それぞれ一人ずつに用意してあげるのが一般的です。
◎子供が大きくなり、嫁いだら、お雛様のお役目は終わります。身代わりとなって災厄から守ってくれていたものですから、きちんと供養をして納めるのが理想的ですね。
なぜ、雛祭りにこれを食べるの?
「菱餅」 ルーツは古代中国の上巳節(じょうしせつ)で食べていた母子草のお餅で、「母と子が健やかであるように」との思いが込められています。それが日本で、厄除け効果があるヨモギの餅となり、江戸時代に血圧を下げるヒシの実を入れた白い餅、明治時代に解毒作用があるクチナシを入れた赤い餅が加わって三色となりました。また、「赤=桃」「白=雪」「緑=草(新芽)」を表しており、三月の情景を表現しています。
「ひなあられ」 野外で雛遊びを楽しむ際の携帯食料が由来です。菱餅を砕いて作ったという説もあります。
「桃花酒・甘酒」 元々、桃が百歳を表わす「百歳(ももとせ)」に通じる事から、桃の花をひたした「桃花酒」を飲む風習がありました。江戸時代から白酒が好まれるようになりましたが、アルコール度数が10%前後のお酒なので、子供でも飲める甘酒が主流になりました。
「ハマグリ等の二枚貝」 二枚貝は対の貝殻しか絶対に合わない事から、良縁の象徴とされています。
「ちらし寿司」 「蓮根=見通しがきく」「エビ=長生き」「豆=健康でまめに働ける」等の具が祝いの席にふさわしく、三つ葉・卵・人参等の華やかな彩りが春らしい為、定番メニューとなりました。
次回はお彼岸についてのなるほど講座です。おたのしみにw
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