なぜ豆をまくの?
節分の豆まきは、中国から伝わった追儺(ついな)の儀式と日本の節分とが融合して出来たものだと言われており、室町時代以降の風習だと考えられています。
一般的に豆まきは年男(その年の干支を持つ生まれの人)、又は一家の主人が煎った豆をまき、家族は自分の年の数だけ豆を食べると、その年は病気にならず長生きするといわれています。
元々、豆まきは「悪魔のような鬼の目“魔目[まめ]”にめがけて豆を投げれば“魔滅[まめ]”すなわち魔が滅する」という意味があると言われていました。このことからも、豆は鬼を祓う道具でありながら、鬼そのものであると考えられていたようです。その為、鬼である豆を外にまきながら「鬼は外」と唱えます。
また前回にも書きましたが、豆まきの掛け声は一般的に「鬼は外、福は内」ですが、地域や寺社によってバリエーションがあります。鬼を祭神・又は神仏の使いとしている寺社では「鬼は外」とは言いません。ちなみに常光寺も祈願と安産(子育て)の神様である「鬼子母神」祀っていますので「鬼は外」を言わない特殊な豆まきを行います。
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